2005-12-05

「あこがれ」1966

今日は「あこがれ」.

内藤洋子の出世作だけど, それよりも 60 年代の平塚が興味深い. 映画としては平塚でなくても, 八王子でも前橋でも大宮でもよかったのかもしれないけど, 神奈川の繁盛している商業都市としての最後の有様がここにある. 僕が平塚に来た 90 年頃もその面影は残っていた (例えば駅前の地元のデパートには古~いエレベータとエレベータ・ガールがいて, 最上階はお座敷食堂だったのだ!). ここ数年ですっかりやつれてしまったけれど.

タイトル・ロールから絵としてはかなりモダン.

脚本山田太一, 音楽武満徹, 監督恩地日出夫. 小沢昭一がよい.

maria ria

今日は maria rita の segundo. 悪くない. エリス・レジーナの娘というよりは, やはりマリーザ・モンテなどと同時代の音楽. レニーニがプロデュースの割りにはそんなにアクは強くない. これでライブ・レコーディングというのが凄い. DVD 付きの盤を買えばよかったかも.


"Segundo" (Maria Rita)

ところで...

CEC の AMP3300 + Quad 11L で聴くと, AMP3300 のボリューム修理のせいで修理前の過剰すぎる馥郁さはなくなったとは言え, 十分に艶がある. 古い Creek + Celestionもとてもいいんだけど, この艶は出ない.