2007-12-31

2007.12.24 ~ 30

年の瀬は... そういえば昔から子供と一緒に街を歩いていることが多い...
昔は大晦日といえば, 小田原城公園の小さな小さな観覧車 (今はない) に子供とぶらぶら揺られていたものだった.

月曜日

小田原.

魔法の庭/イタロ・カルヴィーノ, 自己創出する生命 - 普遍と個の物語/中村桂子. とても今読んでいる暇はない...

火曜日

メカトンボ, ハニービー. すごい. どちらもある程度壊れることは覚悟しないとダメだけど, この値段なら許すしかないか. いわゆるラジコンとはだいぶ操作感が違う (と思う). もっと生々しい. 特にメカトンボのギーギーいいながら羽ばたく様は.

でもメカトンボは説明書に依れば「周囲30mが空いている場所」. そんな場所ないって...

夜は黒門町でおいしい水を飲む会. 圓歌師匠もいらっしゃる中, うるさくして済みませんでした. お水の出来は... いやまたこの次ということで.

水曜日

夕方からC社. 少し次の方向が見えてきたかな. 着実に成長しているような気がする, 一緒に.

木曜日

大掃除.

金曜日

娘と元町辺りを. 飛び込みで入った元町仲通のEl Ellaという店は¥1,380のランチでも (もちろん皿数は少ないけど) 結構しっかりした料理だった. 夜どうかは何とも言えない.

Software Abstractions: Logic, Language and Analysis/Daniel Jackson 届いた.

土曜日

起きたまま夢を見ている. すごく不思議な感じ.

そういえば, 高校生の頃, 意識する先に感覚しているのを実感して (はい, 言ってることがおかしいのはじゅうじゅう承知しております:-) すごく不思議な感じだったのを思いだした.

日曜日

j-net21の原稿書き. SMBのマネジメント層を対象にITをどうやって導入するか, という話を, 特にSaaS/ASPを中心に (これはサイト側からの要求). 休み明けには最初の何回かが公開されるはず. これはこれですごく面白いテーマなんです.

2007-12-23

2007.12.17 ~ 23

月曜日

午後から圏論勉強会第2回. いよいよ, これからですね.

夜は例によって, 舫, moonlit club.

Filmachine Phonic」渋谷慶一郎. だめだな. うちではヘッドホン (AKG) で聴いても, 音像は現れませんぜ. 音で三次元立体を作る, というインスタレーション作品のヘッドホン用CD版. あ, 俺の耳 (頭) が壊れているのか?

火曜日

クリスマスから正月にかけて, 大人は家で酒浸りになるしかないわけだ. そこで酒を求めて大磯の街をふらふらと. 日本酒は青木酒店, でも定休日だった orz. ワインはいづ常. ここで, 英国屋のティーバッグが安かったのでまとめ買い. 英国屋は名古屋覚王山の紅茶専門喫茶店で, 昔はお世話になったものでございます.

訳者の角谷さんから「アジャイル・プラクティス」を頂く. 有り難うございました. 僕はこれの原書はおろか, 達人プログラマ (Pragmatic Programmers) シリーズは一冊も読んでないのですが, これはいいですね. 特に目新しいことが書いてあるわけじゃないけど, コーディングのレベルからマネジメントのレベルまで, 重要なアジャイルのプラクティスが全部, 分かりやすく淡々と書いてある.

判型も小さく (A5), 薄くて (13mm), 薄い紙を使っているので軽い. 「アジャイルやりてー」ってプロジェクトはとりあえずメンバ全員この本買って, 毎日持ち歩き, 暇があればページをめくり, 気付いたことはどんどん書き込み, 大事なところは線引いて, 淡々と実行すればいいんだよね.

絶対できる. 書いてあることはぜんぶ当たり前のことなんだから.

水曜日

C社. K案件.

木曜日

今日もC社. K案件.

新宿の天体望遠鏡の店, ニュートンが八重洲にも店を出したんだって. 最近は眼が辛くて, ニュートンで買った望遠鏡使えないですが. 双眼鏡なら楽かな.

金曜日

grails code reading. 第6回. 今日は須江さんをリーダに, WebFlowを読む. 結構使えそうですね. というか, grailsで画面遷移書くなら, WebFlow使うべきだろうな.

jbpm/drools統合も進めたいのだが, とてもそんな時間はない.

次回は1/28 (月), 山田がリーダでView周り (GSPとかtaglibとか) 読みます. ぜんぜん時間が足りないので, 浅いところしか読めません, 多分, ごめん.

冬休みの暇つぶしに (いや暇じゃないんだけど, 酔っぱらったら仕事できないしさ) テルミンが付録に付いた大人の科学を買っておく.

土曜日

中華街で, 川原さん, 山本さん, 上原さんとランチ・ミーティング. 基本はg本の執筆打ち合わせですが, 当然, 話題はgrailsをめぐってあちこちへ. あー, 面白かった.

そのうちぜひ山本さんと合木さんを引き合わせたい. 合木さん, 連絡ないけど東京には来てないのかな? 一度名古屋に行かなくちゃだけど, うーん, 1月はそんな時間があるのか, お前?

チャイハネとか見てる間もなく, 平塚に戻って子供たちの展覧会へ.

日曜日

iGTDがactionを追加しようとするとなぜか落ちるようになったので, iGTDを捨てることにする. iGTDはその名の通り, MacOS用のいわゆるGetting Things Doneツール, 大枠はいいんだけど, 今までも細かいところが使いにくかったりしたんだよね. で, 見捨ててOmniFocusを移行しちゃう. 正式発売の1/8までは$40オフ, OmniOutliner Proユーザは更に$10オフで, 都合$30ならまぁいいだろうと. いや, さすがOmniだけあってよくできてますけどね.

2007-12-16

2007.12.10 ~ 16

月曜日

ちょっと煮詰まり気味.

沢田マンション超一級資料」アレグザンダ読書会にはなかなか行けないので, 自分で買っちまいました. 何となくもっと大きな本かと思ってたけど, 中身は濃いです (対象が濃いから). 今年のソフトウェア・シンポジウム2008は香川なので, この際, 高知の沢田マンション見学会というのはどうでしょう (特急で2時間半以上掛かるけど:-)

侯孝賢傑作選DVD-BOX 80年代篇」もうTV放映を待つのは諦めた...「VOICES」富樫, レイシー, アブネル. 本当は富樫+レイシー+チェリー+ホランドが欲しかったんだけど, 出てない.

火曜日

Parallels Desktop 3 for MacでOPENSTEP4.2Jを動かす. 10年前まで使っていたHDDの中身もそっくり回復. 昔毎日見ていたはずの画面を今見ると涙が出そう.

メモリは64MB, HDDは2GBと3.2GB. IDEのドライバは "Primary/Secondary(Dual) EIDE and ATAPI Device Controllers" (beta device drivers 1のフロッピーに入っている), ネットワーク・カードのドライバはNE2000, ディスプレイ・カードのドライバはVESA VBE 2.0 (Appleから出ているY2K patch4に入っている). Parallesが "Intel VT-xをオンにするか" としつこく訊いてくるけど, 無視する. 音が出ないとか, そういうのは些細なことだからいい.

参考: http://www.nextcomputers.org/docs/FAQ-OpenStepOnEmulators.pdf

今の時点で, 例えばOPENSTEP4.2とMacOSX 10.5を同列に比較したら, それはさすがにMacOSXは10年分は進化している. NeXTStepはとても太刀打ちできない. けど.

今主流となっている重要な技術 (Web, OO, GUI, IB, Webアプリ, OR mapper, ...) の多くを準備しながら, その時代が来る直前に静かに死んだ製品の最終形だ.

水曜日

「博学と無学」ふちがみとみなとカルテット. 「ルリパキダンス」JB. 「台湾の鉄道」はたあきお. どれもアマゾンでは売っていない. JBのJはふちがみとみなとの淵上純子さんで, BはbikkeさんのB. bikkeさんはあのアーントサリーにいたbikkeさんで, 大昔友人を介して詞を使いたいというお申し出を頂いたのだけれど, それがどんな曲になったのか, ならなかったのか, そのままになってしまった.

アマゾンで買えるようなものだとLOVEJOYの「」「かけがえのないひととき」などをお聴き下さい. どんな音楽かというと... 「唄」です. どんな唄かというと... 彼女の昔のバンドの名前が「積極的な考え方の力」ですと言ったら分かりますか? 分かりませんか. なんでも新しいアルバムを録音中だそうです.

# あ, いっときますけど, どっちも本当の意味でパンクですよ.

j-net21の原稿, 4/10まで進める. この勢いで年内に10回分書いてしまいたいものだが.

木曜日

C社.

いよいよK案件.

季刊d/SIGN no.15」d/SIGNは最初の数号しか買っていなかったけれど, 久しぶりに. XXX論は相変わらずだけれど, 今号はやはり写真の力が圧倒していた. あの戸田ツトムさん, 鈴木一誌さんでさえ, やはりデザイン「論」に堕ちてしまうとつまらないことがある. ソフトウェアも「論」に堕ちてはいけない, ということはよく心得ているつもりではあるが.

金曜日

日本テクノセンタで「リーンなソフトウェア開発のための基礎講座」. 受講者数は (いつも通り:-) 少なかったですが, よい反応を頂きました. また, よい議論ができたと思います. 職場に戻ってお役に立てばいいのですが.

土曜日

松露」普通の25°の一升瓶だけど, 安くて旨味がある. 口当たりもまろやかで軽いのでいっぱい飲んじゃうんだよね. でも次の日に残りやすいかも.

「エドラダワー 10年」すごいな, 口の中に残る香りが... かっと来る部分はまったくないから, それがいいと言えばいいし, もの足りないといえばもの足りない. でもこの香りはたくさんは飲めない.

日曜日

眠い. K案件に目を通す.

2007-12-09

2007.12.3 ~ 9

月曜日

Scala (今話題のこっちじゃなくて, こっち) をちょっといじる. けどよく分からん... むむ. どっちも世界モデルであり, 数学であり, 実行可能な知識であるはずなんだ. 勉強しなければ.

進化するのはソフトウェアではなく, ソフトウェアを作る (チームのような) 何か, という短いペーパーを書き始める. それによるとソフトウェアは表現型になるはずだったんだけど, ならない... おかしい... 書き直し!

バッファローのUSB HDDは (手元にあるのは) どれも「可能なときにはディスクをスリープする」を切らないと, LeopardのTime Machineでちゃんと使えないようだ. いつもIOデータではなく, バッファローを選んでしまうのだが, そのたびに裏切られているのだな. うち (の数少ないサンプリング) では確実にIOデータの方が使えている.

火曜日

j-net21の原稿を書く. 面白いが, 手強い. まだまだ続く.

MacOSX Serverの上で動かしているメイリング・リスト (元はMailMan) が, TigerからLeopardにアップデートしたときに壊れてしまったようだ... 配信されていない! 対処法はここ. ちょっとひどいなぁ. 最近のアップルは少しずつデグレードしているのではないか.

水曜日

「動きが生命を作る」を追試したくて, ニューラルネットワークが簡単に手に入るだろうと探してみたのだが, 意外とオープンなものは少ないことが判明. え, 作るの...?

木曜日

今日もj-net21.

久しぶりにLiveを使う.

金曜日

C社. 今までのは一区切り付いて, そろそろ次の展開か. 夜は連れ合いの出ているゴスペル.

付録のカレンダが欲しくて, 久しぶりに日経サイエンス 2008年1月号. いやぁいいですよ. 「顕微鏡で見る植物の世界」というやつなんですが. 昔 (といっても20年以上前か?) からサイエンスの付録のカレンダは割と好きだった. でも, 今のサイエンスの内容はあまりに面白くないなぁ. ガードナーもデュードニーもホフスタッターもいないのか... ダイナブックもΩも万物理論も多元宇宙もサイエンスで学んだのに.

現代思想2007年12月号. 「量子力学の最前線」特集. のっけから観測の問題を扱っていて面白いが, 後でもっと読んでから書く.

「ゲーム理論のフロンティア」 (SGCライブラリ44, なぜかamazonにない). いわゆるナッシュ均衡に代表されるゲーム理論は, AIで言えば記号主義的で, 結局は静的に決まってしまう世界だ. 僕はこれはたいして興味ない. それに対して構成主義的な, 本質的に動的なゲーム理論がある. こっちが自分には面白い. 記号 (モデル) が無から立ち上がる瞬間だ.

Casals Festival at Prades」半額だったので, つい. 「デュエット~チェンバロとフォルテピアノのための作品集

買いすぎ.

土曜日

ParallelsでOPENSTEPを動かそうと思ったのだが, うまくねぇなぁ. 昔のライフログはみんなこの中に入っているから, 何とかしたいのだが...

jbpmを使って試験的にちょっと書きかけていたアプリケーションをgrails-0.5.6からgrails-1.0-RC2に持って行ってみる. とりあえず動いているみたい.

5年以上にわたって月に1~2回, この家の1階で行われてきた濡らし絵の教室が幕を下ろす. ちょっとおセンチに. 篠さん始め, 講師をしてくれた人も習いに来てくれた大人も子供も有り難う. 打ち上げやりましょう.

SS2008 WS1 (モデリング) のリーダを拝命したので, 手伝っていただく諸氏に構想をメイル. 6/25~27は是非香川に来て下さい.

日曜日

お, ようやくみっけ. Radio Unique. サラームさんのblogを読んでいて, 「Orient Express Radio」ってどこでやっているんだろうと思ってたんだけど, リアル・ラジオじゃなかったんだ...

2007-12-03

2007.11.26 ~ 12.2

月曜日

明日の澁谷鮫で話す grails の資料作り. 今回は CIJ の杉浦さん, 笠原さんがぶっ飛んだ話をしてくれそうなので, 僕は当たり前の grails の紹介をすればいいだけ.

Dusty in Memphis/Dusty Springfield」「Music Typewriter/Moreno+2」「Sincerely Hot/Demonico+2」届く. 何か間違っちゃったかなぁ.

火曜日

NetNewsWire という RSS リーダ, いいんですよ.

Latest News というスマート・フォルダには未読記事が入っているんですが, それを一つ一つのアーティクルではなく, 連続したひとつのドキュメントのように読み流せる (真ん中のペイン). で, URL をクリックして, 内蔵ブラウザでページを見ると画面のスナップショットが右のペインに溜まっていく. とりあえずこれで気になるページを溜めておいて, 後でまとめて読めばいいわけです.


nnw.png

で, 必要なものは web archive にして Journler にがしがし放り込んでおく. MacOS の web archive は Web の画面イメージをオブジェクト・ストリームにしたもの. PDF よりは軽く, URLの先がなくなっても再現可能. 商用サイトによくあるアニメーション・バナーはうるさいですけどね.


journler.png

キーワードで指定したスマート・フォルダが作れるので, タグを打たなくてもだいたい話題ごとに勝手に分類してくれるし. ここまでは日常生活で, テーマがまとまってその先に進んできたら DEVONthink とかの出番になる.

Net News Wireはちゃんとお金を払って買えば NewsGator という RSS サーバが使えるので, どこからでも自分の読んでいるフィードにアクセスできる (NetNewsWire だけでなく, 普通の Web ブラウザからでも).

RSS を通じてやってくる情報の洪水と戦うのもツール次第と言うことですわ. でも若干虚しい...

水曜日

Spotlightのインデキシングに失敗して, CPUを食いまくっている. # mdutil -E -a してみる.

第10回澁谷鮫で「grails がやってきて私の耳にそっと囁く」を話す. grails の本質が何か, 分かる人は分かってくれたみたいで嬉しい. 杉浦さん, 笠原さんの話も大受け. 杉浦さんのメタプログラミングの話はもう少しまとめて, 是非別の機会を設けたい. 聴いていただいた皆さん, 有り難うございました.

澁谷鮫が始まるまで恵比寿アトレで本屋をうろうろしていたら, 何冊か買い込んでしまう. 「小説尾形亀之助/正津勉」「クマグスの森」「稲垣足穂の世界」「僕のアルバム/植田正治」. いつもは買わないような本なんだけどなぁ. 特に「僕のアルバム」には少し涙が出る. 「昭和」とか「家族」とかじゃなく, そのスタイルと距離感に. 尾形亀之助も読んだら少しだけため息が出るだろう. 本箱には「色ガラスの街」復刻版がある.

impromptu 面白いかも. MacOSX上のSchemeでスクリプトを書くマルチメディア・オーサリング・ツールとでも言えばいいのか. 西原さんのMMMやMAX/MSPのライバル?

何だか Monpou の自演ピアノ (熊本マリのモンポウとはぜんぜん違う) が沁み入る冬の入り口である.

木曜日

NAXOSのCDが, 1,000円から1,190円になっていて吃驚, というかがっかり (横浜タワレコ). 代理店が変わったというような話を聞いたが... アマゾンでは1,020円.

夜はgrailsコード・リーディング. 今日は山本さんをリーダに, Acegi Pluginを読む. 何だか分かったような気になってくるから不思議だ. 面白かった. 有り難うございました.

Music & Me/原田知世」どこまでも我が道を行く原田さん. でもたった45分くらいなのが残念です. せめて74分とか, 3枚組全200分とか, 10枚組全627分とか聴き続けることができれば, だいぶ飛べると思うのに. かつての桂木文の傑作「ひとりぼっちのコンチェルト LE REVE D'AYA」に近付いているかも...

動きが生命を作る/池上高志」2002年のXP&アジャイルのセミナ (ベックとコーバーンを呼んだやつね) に合原先生に来ていただいたときには, まだ比喩でしかなかったものが, だいぶ具体的になってきたように思う. とは言え, この本はいろんな概念やヒントや実例が丁寧な解説とかなく, そこら中に放り出されているだけなので, もう何回か読まないと...

「小説尾形亀之助」はあまりよくない文章で. 核心を逸れているやうに思はれ.

金曜日

ようやくTime Machineが落ち着いてきた (と信じたい). Time Machine用に調達したバッファローのHD-CSU2 (500GB)は, 「システム環境設定」「省エネルギー」の「可能な場合はハードディスクをスリープさせる」を外しておかないとダメみたいだ...

夜はC社.

増補響きの考古学」藤枝守. 面白い. 素数の張る空間という意味で, 音律の世界はゼータの世界と同じですか? 違いますか. そうですか.

中学生の頃, 鍵盤の数だけオシレータを並べたシンセサイザ(とは言わんやろ...:-)を作ったのだが, このときはどうやって調律したんだっけ... ハリー・パーチを単なる発明好きのおっさんと思っていたのが大間違いだったと言うことをこの本で思い知らされました. 勉強し直します.

土曜日

えっと, 何してたんだっけ...

日曜日

ボーイスカウト大磯第一団 (もっとも大磯には第一団しかない) の恒例バザー.

JTCの「リーンなソフトウェア開発のための基礎講座」資料作り. 講義は12/14です. お申し込みお待ちしております.

ブラジルの「ロック的な」音楽に対する何とも言えない違和感は何だろうか? 「Music Typewriter/Moreno+2」は凄くいいんだけど, 同じ面子でも「Sincerely Hot/Demonico+2」はだめ, ナサォン・ズンビはだめだけど, レニーニ+スザーノはすごく好き, というのは? 「衒い」みたいなものが鼻につくのだろうか?

多すぎる本を寝せて積み重ねるのは簡単だけど, 本棚の然るべき場所に立てて並べるのは大変なんである. だからなんだというのだ. いいではないか.

2007-11-21

2007.11.19 ~ 25

月曜日

XwikiGroovy でスクリプトを書けるんだって. MediaWiki はあまり好きではないけれど, MediaWiki の画面イメージを見るだけで人は何となく信頼性と権威がありそうな雰囲気 (WikiPedia っぽいワ!) を抱くのではないだろうか. 今や WikiPedia は小学生でも宿題の引き写しの元なのだから. というわけで:-) 当面 XWiki に移行したりはしないだろう.

火曜日

BCCKS は面白いかもしれない. ちゃんとしたスポンサとプロデューサがいて, よいサンプルがいっぱいあって, ただで, テクノロジが正しく使われていれば, 「ああ, そういえば, 本当はこんなのを作ってみたかったんだ」と思う人を発掘できそうな気がする. 後はどんな制作ツールか, 楽しみなところだが.

水曜日

Leopard になって, Delicous Library が立ち上がらなくなったが, 「Bluetooth デバイスの登録をいったん解除して, もう一度ペアリングし直せ. これは (我々のではなく) Leopard のバグである」とおっしゃられている. Bluetooth の付いた PowerPC マシンだけに起こる現象らしい.

木曜日

C 社, 某研究会.

Time Machine を動かすために HDD を仕入れる. 500GB が ¥16,800, 120GB のポータブルが ¥12,800 とは. たった 20 年前に 20 MB の HDD が 20 万円したのに.

金曜日

Leopard 化したり, Time Machine 化したり. Time Machine って毎時動いたりするので, 何だかどきどきする... CPU 振り切れてるし...

土曜日

西原さんと賀盆さんのところへ. The Eye of Judgment の高野さん, ロボットの中野さん, 検索の喜田さんなど. 有り難うございました.

日曜日

逗子タブラトゥーラ. パフォマンスはとてもよかった. でも僕は, 最近のタブラトゥーラの曲より昔の曲が好きなんです. 「蟹」なんて今日も最高だったな (「kani」所収).

2007-11-13

フレディ・ムーラー

フレディ・ムーラーの新作「 僕のピアノ・コンチェルト」が日本でも公開されるらしい. これを機会に「山の焚き火」を何とか DVD 化してもらえないだろうか...

2007.11.12 ~ 18

月曜日

grails 本を書くための場所を探す. plone は版管理できないし, media wiki はオープンになってしまうし, coventi は有料だし, google docs は画像の置き場所がないし... どれも帯に短し襷に長しだが, やっぱり画像だけどこか (picasa?) に置いて, google docs を使うか.

横浜シルクセンター SOHO INCUBATION CENTER の熊さんのところで, 圏論勉強会の第一回「圏の味見」. 山崎さん, 有り難うございました. ところでここの立地は抜群. いいなぁ.

# まぁうちだって負けてませんがね:-) ただ残念なことに酒場が (少) ない.

その後, 関内 舫で十四代のすごいやつ, 露堂々のすごいやつ, 菊姫のすごいやつ (細かいことは覚えられない:-) の三本を持ち込む. うまいといったらもちろんどれもうまいのだけれど, やっぱり菊姫が好きかなぁ. 更にその後, Bar Moonlit Club. ここもよかった.

そういえば, 東田さんが松田シアタに一度行きたがってたよ.

カテゴリは... もう一回勉強しよう. 単なる趣味だけど.

家に帰ると, ベートーベン/ピアノ協奏曲第1番, 第2番/メルビン・タン+ロジャー・ノリントンが届いている. タンは古くからフォルテピアノなどを使い出したピアニスト. 今聴くと正統的な枠をそれほどはみ出しているわけではない.

火曜日

前に大槻さんからも話を聞いていた Alloy (マイケル・ジャクソンの息子) が, 昨日の山崎さんの話にも出てきたので, 改めて見てみる. うーん, これはもしかしたら大変よいかもしれない. 向こうは「軽量フォーマル・メソッド」, こっちは「日常会話的モデル駆動開発」:-) ちょっと真面目に使ってみようか.

水曜日

橋本さんの仲介で, 経産省系某独法絡みの件を河野さんと打ち合わせ. 長い目で見て面白い方向に行くんじゃないだろうか. よろしうお願いします.

Ivar Jacobson が提供しているプロセス・ツール. でも, アカウントをくれないので, よく分からない.

木曜日

plone 3.0.3 をテスト. 版管理ができるのが大きい. 今は 2.1.x だからなぁ. これから使い途がありそうだし.

アップルのソフトウェア自動送付サービスで, ようやく (一ヶ月近く経って) Leopard Server が届く. 1 ライセンスの値段で, 3 年間アップグレードしてくれるから. さて, インストールすべきか?

金曜日

C 社.

MacOSX 10.4.11 は Leopard が一部採り入れられて, 例えばオリンパスの E-410 の raw ファイルが読めるとか, Safari3 になったので plone の kupu が動くとかが嬉しいかも.

今度の澁谷鮫は杉浦さん, 笠原さんがぶっ飛んだ話をしてくれそうなので, 僕は普通に grails を紹介すればいいだけみたいだ.

プロジェクト・ゼロの話がいくつか developer works に (例えばこれ). こんなのに負けたくないなぁ.

普段あまり聞かないのを聴こうかと思って, WANT ONE/Rufus Wainwright, BLUE/Joni Mitchell. あ, BLUE は持ってたんだった, 聴いて思い出した:-) でもリマスタされたのか音がよいみたい. ジャケットにさりげなく HDCD のロゴがあるんだけどそれは関係あるのか? Rufus Wainwright は ... 変態という言葉が似合う. ルイス・フューレーを少し思い出させるような (粋さはないけど).

土曜日

MacOS X 10.5 (Leopard) Server インストールの顛末はこちら. ついでに (というか, 元々の動機はこっちだったんだけど) Plone を 2.1.2 から 3.0.3 にアップデートしようと苦闘. そもそも 2.1.2 のイメージ (Data.fs) で 3.0.3 が立ち上がる場合も立ち上がらない場合もある. 思い返してみれば 2.5 に上げようとしたときもそうで, それで 2.5 に上げるのは諦めたのだった.

SaaS は表面的なところはしようもないけど, 流れとしては筋が通っているな. Apex を探ってみる. grails を使ってこの先に行きたい.

日曜日

海の見えるホール (そういう名前だからしようがない) で連れ合いの企画主催による仲さんのライアー・コンサート. ご苦労さん.


IMG_0197.jpg

2007-11-12

2007.11.5 ~ 11

月曜日

自転車であちこち.

火曜日

Card Meeting 面白いよね. カードを並べるだけ. こういうミーティングはときどきやるけど, これはそれをオンラインにした遠隔ミーティング用のツール. といっても至ってシンプル. コミュニティをすぐ作れる. 「誰かサーバ立てない?」とか言ってるよ.

水曜日

Sauter のピアノの調律. 今回は初めての若手, 津田さん. とても興味深い人だけど, ちょっと僕の欲しい音ではなかったかな. 言葉にできなくて難しいけど. 来年からは保坂さんと交互に来てもらおうか.

MacBook に Leopard インストール. Leopard 入れるのは Intel Mac だけにしようか. 最近の MacOSX は悪くないんだけど, 微妙な違和感があるなぁ. いい方向に行ってくれればいいんだけど.

木曜日

大磯の (連れ合いの) 友人, 九鬼さんがやってきて DTP の相談. 彼女は元銀花の編集者で, 最近でも杉浦康平さんと仕事をしているのだという. うらやましい.

ZK 3.0 リリース. grails plugin も出ているが, 気に留めておく必要がありそうだ. 筋は悪くない.

数学 - その形式と機能/マクレーン, 届く. これから始まる圏論勉強会の予習のつもりで.

金曜日

Super Notecard. カード・メタファのアイデア・ツール. こういうのを見るとすぐに手を出してしまうのは悪い癖だが, カード式は意外となかったのでいいかも. 日本語も大丈夫. Java で書かれているようだ.

久しぶりに C 社. 状態遷移図の力などを堪能する. grails 本の第 3 章のあらまし決まる.

土曜日

体調最悪.

Unfairgroung/Kevin Ayers, futurismo/kassin+2, The Lie Lay Land/world's end girlfriend が届く. Kevin Ayers はこの新作アルバムを最後に引退するという噂もある. ソロのデビュー・アルバムから聴き続けてきた身としては寂しい. このアルバムでの彼の声は Kevin Ayers そのもので最近のアルバムの中では昔のを思い出させるのだけど, 米国はアリゾナでの録音なのよねぇ... [8] のギターとか [9] のアレンジとかめちゃ格好良いんだけど誰なんだろう?

kassin+2 については domenico+2, moreno+2 が届いてから.

world's girl friend はちょっと大げさ, ロマンチックすぎるかも. すごーく凝っていて緻密なのは分かるんだけど.

Value-based Software Engineering も届く. amazon.co.jp ではハードカバーの洋書は高すぎる (送料を入れても 2 倍近くすることもある) ので, amazon.com から. 論文集. 範囲はかなり広い. ぼちぼち読みましょ.

日曜日

SS2008 / モデリング WG の案を練る. テーマは「社会を模型化する, 模型を動かす」としようか, SS2008 は単なるイベントのひとつとして, 1年間のモデリング・ワークショップとしたい. 本当は新潟から初めて (初心に返る) 2ヶ月に一度くらいのワークショップをしたいのだが. 林先生にも協力していただきたいし (京都に行かねば), 幅を広げたい, アウトプットを出したい.

技評からエンジニア・マインド 7 号を送っていただく. 今号は僕は書いていないのだが, 有り難うございました.

2007-11-05

2007.10.29 ~ 11.4

月曜日

風邪ひどい.

grails plugin のコードを読む.

MacBook に Apple Wireless KeyboardWireless Mighty Mouse と余っていた EIZO の液晶をつないで, デスクトップで使っているのだが, いいねぇ. 初期のPowerMac G5 よりよっぽど速いじゃねぇか.

Maid in Bedlam/John Renbourn Group, 届く. 僕はもっと古楽的な Enchanted Garden の方が好みか.

火曜日

まだ風邪治らない.

grails の plugin のコードを読む.

水曜日

Agile Knowledge を動かしている Media Wiki のロゴを替えたいんだけど, うまく行かない.

夜は grails コード・リーディング. プラグインを読む. 突っ込みが浅いのだが, しようがない. 参加者の皆さん, 長い目で見てやって下さいまし. 山本さん, 上原さんにも GeX2007 の話をして貰う. その後も grails 本の話, JGGUG の話, その他の話 (名古屋に行かねば) で頭破裂.

帰ってから「亀は意外と速く泳ぐ」. ヤマなし, オチなし, イミなし. それはそれでいいんだけど, この映画ではそれがいい方向に行っていない.

e-moblie は何の問題もなくつながった. 速い. 素晴らしい.

木曜日

Sketch Up の話は別のエントリで書いたので.

金曜日

JGGUG サイトをやっぱり grails で作ろうか. 来年春ならば何とかなるかも. 作りたい.

それから来年は OSC2008 の全国ラリーを回ってみようか. 僕ひとりでも構わないし, 誰か手伝ってくれればそれはそれで嬉しい. そのためにはいろいろ準備が必要.

Kaossilator いいなぁ. KAOSPAD はずっと買い損ねているのだが.

夜は新宿で橋本さんと. どうもでした. 最後に聞いた話, これから面白くなるかな?

土曜日

夜は東田さん, 賀盆さんと南青山の The Bar 酒場. 妙に落ち着く店で, 酒, 料理もまあまあ. ちょっと駅から遠い (渋谷からワンメータでは行かないぞ) のが難点. 今度は朝までっすか?

東田さんの会社の全貌がようやく明らかに... ならない...

日曜日

大磯宿場祭り.

2007-09-18

Derek Bailey

デレク・ベイリーのほとんど最晩年の作品, "To Play" を聴いていて, 不意に思い出した.


"To Play: The Blemish Sessions" (Derek Bailey)

デレク・ベイリーは僕が生まれて初めて英語で話した, 英語を母語とする人だったのではないか.

名古屋で僕らの楽団の面倒も見てくれていたプロモータのだぼ君が, なぜか今池の芸音劇場にベイリーを呼んだのだった. その当日, 開場前の会場で 「演奏はいつ始まるのか」「まだだよ」というようなほとんど内容のないようなことを話していたような気がする. この日, 自分たちも演奏したかどうかさえ, 今となっては思い出せない. 30年も前の話だ.

そのベイリーももう2年前に亡くなった. 何だか本当にあったことのようには思えない, 夢を見ていたような気がする.

この夢ももうすぐ覚めるのだろうか?

2007-09-05

Marantz SA-8400

仕事場でほぼ毎日, 3 年と半年間ほど使い続けてきたマランツの CD/SACD プレーヤ SA-8400 だが, あまりのメディア認識率の低さに耐えきれなくなり, 今なら少々のお金もあるので再度修理に出す. だいたい CD の 1/3 くらい (もちろん新品) は認識できない. 何回も出し入れしているとたまに認識できるようになるのもあるけど. SACD に至っては (CD 層も含めて) まったく認識できない.

実は購入後半年で同じ症状になり, このときは無償修理をしたのだけど, やっぱりその半年後くらいからまた症状が出始めて, ここ 1~2 年は忙しいのとお金がないのとで, だましだまし使っていたのであった.

サービスの話では, ピックアップ, それもクリーナでは拭ききれない部分の汚れのせいだというのだが, 前のソニーのプレーヤは 10 年くらい問題なく動いていたぞ. マランツのメカは構造的な問題があるのではないか. このクラスとしては音は悪くなかったんだけど (今となってはどうかな). ピックアップ周辺そっくり交換でしめて二万円だ. もうこれで最後にしようっと.

同じく仕事場で酷使されている Creek Audio の 4140 S2 (アンプ) と Celestion 3 (スピーカ) ももう 20 年経ってそろそろ限界だ...

2007-08-26

ノアルイズ・マーロン・タイツ

ノアルイズ・マーロン・タイツが大磯エピナールに出るというので, 自転車を5分間駆って聴きに行く. 午後3時から夜の9時半までの長丁場になってしまった. ちょっとしたフジロックである.

ノアルイズ・マーロン・タイツは鈴木惣一郎のいた楽団で, 鈴木惣一郎はかつて「伝説の」:-) すきすきスウィッチのメンバで, すきすきスウィッチを作った佐藤幸雄の最初のバンドが女学生の友で, その女学生の友を僕が一緒にやっていたのが30年以上昔の話だ. だから遠い遠い親戚の, 会ったこともない叔父さんという感じか.

ノアルイズはとってもよかった. ノアルイズを一言で言うと... ラウンジ・リザーズがハードバップ/モダンを2倍速でやるバンドだとすると, ノアルイズはスイングを1/2倍速でやるバンド. えーと, ちょっと違う...

自分とこで作っているエピナールの椅子はいつも座りにくくて, おまけに冷房もない上に夏向きにはできていない建物だから熱くて, 大変だったけど, 他のバンドも含めて, あー, 面白かった, と. 大磯では品のいいボサノバとかジャズは割と聴けるけど, こういう「お行儀の悪い」音楽は残念ながらなかなか聴けないのだ.

# flex lifeも良かったよ.

(プログラム)

2007-06-20

大井浩明 @ 和敬塾

目白バ・ロック音楽祭 2007. 今年もリクレアツィオン・ダルカディア (6/16), これはこれでよかった, 場所も去年と同じ目白聖公会で, 安心して楽しんで聴ける. ちょっと暑かったけど.

もう一つは大井浩明のクラヴィコードによるバッハ (フーガの技法, 音楽の捧げもの). 彼の平均率クラヴィーア曲集はビラビッシモ! (今どうなっているの?) の配信で聴いたことがあったけど, 演奏者も楽器も生では初めて. 大井浩明ってこんなに大きな人なんだ...

かなり神経質な (緊迫した) 演奏で, 素人耳にはたまにミスタッチやトリルの失敗などがあって緊張感がとぎれることもあったけれど, 時折きわめてアブストラクトなセリー, 音の群れが現れてはっとさせられる.

Skip Sempe や Andreas Staier のような「軽快なるバロック」では全然ない.

最後には「アンコールにはウェーベルンの変奏曲 (? ウェーベルン編のバッハ?) を用意したけど疲労困憊したので勘弁してください」ということで, クラヴィコードを弾くのはかなり大変なことなのだろう. 来年に期待したい.

ところでクラヴィコード, 欲しいなぁ. キットもあるらしい:-) クヌスやアラン・ケイならオルガンということになるわけだが. モダンピアノの中でフォルテピアノに一番近い (と勝手に思っている) SAUTER の 1960 年代のピアノは手元に置くことができるようになったから, 次は.

P6120106.jpg

2007-06-04

オラショ

もう30年も前, nonesuch 盤のチベット仏教音楽にぶっ飛ばされて以来, いくらかは宗教音楽を聴いてきたけれど, こんな陶酔からも儀礼からも典雅からも高揚からも遠く離れた音楽はなかったように思える. それでいて祈りそのものである呟きだ.

と同時に考える. あのとき, ローマ・カトリックを全面的に受容していたらどうなっていたろうかと. それは祈る人を受け入れることとはまた全然違うことではあるのだが...

2007-05-27

シュルツ全小説集

ブルーノ・シュルツはクエイ兄弟の「ストリート・オブ・クロコダイル」の原作, 「大鰐通り」を書いた. 1892年にポーランドに生まれて, 1942年にユダヤ人として路上で射殺された.


シュルツの小説は動く図画工作のように見える, 「ストリート・オブ・クロコダイル」を見た後に読んだせいだろうか. 稲垣足穂に似ているとも言える. 小説はすべて平均して10ページに満たない短編の集まりだけれど, どの短編もつながっているし, ある意味で同じ話だから, 短編とは言えないかもしれない (足穂の小説がすべて同じ話の繰り返しなのと同じ. でも一千一秒物語の方がもっと短い!). シュルツはもともと画家なのだったし, 足穂は工作家だった (本当は飛行家だった). 足穂の工作は子供じみた大人が作る平面のおもちゃだけれど, シュルツの工作は大人じみた子供が作る毛の生えたおもちゃ. なぜ誰も足穂を原作にした映画を撮らないのだろうか? (まりの・るうにい氏のパステル画はある)

工藤幸雄の日本語も素晴らしい.

クエイ兄弟の別の作品「ベンヤメンタ学院」の原作者, ヴァルザーの「ヴァルザーの小さな世界」は残念ながら絶版みたい. ヴァルザーは工作家よりは夢想家だろうか (酩酊しているときの稲垣足穂だ).

「大鰐通り」と聞くとエリアーデの「ムントゥリャサ通りで」を思い出すけれど, その間にどんな関係があるわけでもない. シュルツもヴァルザーも足穂もクエイ兄弟も宗教学者ではない.

これらの間に関係があるとしたら, それはただ「世界模型」ということか.

2007-05-21

Maya Deren

マヤ・デレンのフィルムが...

http://www.bibi.vlog.br/archive/2007/05/maya_deren_short_films_i.html

http://www.bibi.vlog.br/archive/2007/05/maya_deren_short_films_ii.html

「午後の網目」以外はあまり記憶にないけれど.

# ジャック・スミスのフィルムはどこかで見られないだろうか?

# いや, まぁそんなことしている時間はないんだけどさ:-)

<追記 2007/5/23>

ジャック・スミスのフィルムはここにあった.

http://www.ubu.com/film/smith_jack.html

ここ, 60 年代までのほとんどの (所謂) アート・フィルムがあるような気がする.

# なぜかケネス・アンガーはないけど.

<追記 2007/10/2>

マヤ・デレンのフィルムの音楽を付けていて, パートナでもあった TEIJI ITO の音源は John Zorn のレーベル TZADIK から 3 枚ほど出ている. 一聴するとオリエンタリズムという感じがするけれど, よく聴くと, 今 John Zorn がリミックスし直したのかと思うほど, 精緻でよく作られている. スリーブに依れば, すべての楽器を彼自身が演奏していると書かれている.

これはすごいかもしれない.

30年前にマヤ・デレンのフィルムをみたときにはこんな音が付いているとはほとんど意識していなかったけれど.

TEIJI ITO は 1982 年にハイチで亡くなっているという.

2007-05-17

装飾写本の本


タッシェンから出た装飾写本の本, "Masterpieces of Illumination: The World's Most Beautiful Illuminated Manuscripts from 400 To 1600". ラテン系聖書だけではなく, イスラムも多いし, 若干ながらケルト, ユダヤ, マヤのものなどもある.

31.8 cm x 25.4 cm の大判, 全 504 頁カラーにして ¥3,351. きわめて美しい.

最近のタッシェンは, "Alchemy & Mysticism" もよかったが.

2007-01-16

アンダーグラウンド

アンダーグラウンド



おお, すごいぞ, バルカン・アナルシ!! 「まぼろしの市街戦」を思い起こさせる面もある. もちろんストーリはぜんぜん違うんだけど...

監督のクリストリッツァ, 狂ってるぞ. いい意味で.

2007-01-12

AKG K-400

もう多分 10 年くらい前に買った AKG K-400 だけど, どうやらイヤ・パッドのスポンジがいかれてきたみたいで, 細かい粉がさらさらとこぼれる…

イヤ・パッドの交換なんてできなそうだし, ま, 実用には問題ないんだけど.

すみれ荘 201 号

昨日は試しに落語の蔵で三代目柳家権太楼師匠の「佐野山」を買ってみたので, 今日は iTunes Store で柳家喬太郎師匠の「すみれ荘 201 号」を買う.

落語の蔵は mp3 (64Kbps, 48KHz, モノラル), 利用上の制約は無し, 18 分, ¥380, 単に mp3 ファイルが一つ手に入るだけだから, 管理は全部自分でやらなくちゃいけない. 誰がいつどこで演じたどういう話か, っていうメタデータも自分で管理する.

iTunes Store は AAC (32Kbps, 24KHz, モノラル), Apple の FairPlay がかかっている, 38 分, ¥500, 管理は iTunes がやってくれる (自分では管理できない).

それはそれとして, 喬太郎師匠, 面白い. 衒学的で, 取りあえずポストモダン的落語と言うべきか (言い過ぎか). 若い女の子 (?) もこれでげらげら笑っている (ように聞こえる) んだからたいしたもんだ. でもこれは本筋じゃない気もする.

そういや権太郎師匠の佐野山も, 他の話が侵入してくる話だった.

2007-01-11

JB、ラブジョイライブ

JB、ラブジョイライブ:

4/30までには, 何とか行ける状態にしなければ … !

落語の蔵

落語の蔵がオープンした.

覗きに行ってみると, 音源が DRM のない mp3 というのは偉い. 感心する.

ただ, 今のところは演目がいまいち魅力に欠けるし, サイトの作りもいまいちだし, 一席 380 円 (しかもそれはオープン記念特別価格なんだって) というのは微妙に安くない (高いとまでは言わないが).

目立つところでは「志の輔らくご BOX」の中身も一席ごとに売っていて, こういう活きのいいのがあるのはいいなと思うんだけど, こっちは一席 450 円もする. 現役の活きのいいのが, CD と違うライブ音源で安くたくさん聴けるといいんだがな.

いや, もちろん大師匠がたのネタももちろんいいんですけどね. このサイトの雰囲気だと, 片っ端から小金はたいて聴いてみよう, という気持ちにはなかなかならない. 残念.

山尾好奇堂: 目白バ・ロック音楽祭 2007 が始動

山尾好奇堂: 目白バ・ロック音楽祭 2007 が始動

今年も目白バ・ロック音楽祭! とりあえずアントネッロ行きたい!

小さな趣味のよい会場で, そこそこの値段で, コンサートでも CD でもなかなか聞けない音楽がまとめて聴けて, いろいろな発見があるのは貴重だもの.