2007-09-18

Derek Bailey

デレク・ベイリーのほとんど最晩年の作品, "To Play" を聴いていて, 不意に思い出した.


"To Play: The Blemish Sessions" (Derek Bailey)

デレク・ベイリーは僕が生まれて初めて英語で話した, 英語を母語とする人だったのではないか.

名古屋で僕らの楽団の面倒も見てくれていたプロモータのだぼ君が, なぜか今池の芸音劇場にベイリーを呼んだのだった. その当日, 開場前の会場で 「演奏はいつ始まるのか」「まだだよ」というようなほとんど内容のないようなことを話していたような気がする. この日, 自分たちも演奏したかどうかさえ, 今となっては思い出せない. 30年も前の話だ.

そのベイリーももう2年前に亡くなった. 何だか本当にあったことのようには思えない, 夢を見ていたような気がする.

この夢ももうすぐ覚めるのだろうか?